不正出血は閉経前の女性の大部分が経験する

女性

質問者質問者

生理が1日で終わったと思えば、そのあと2週間してから5日間の生理がありました。


女医女医

1日で終わった出血は「不正出血」ですね。生理の時以外に性器から出血する事を「不正出血」と言います
卵巣機能の低下によって、ホルモンバランスが崩れてしまうので、実は閉経前の女性の大部分が体験する症状です。
更年期になると、生理周期自体が乱れるので、無排卵月経で排卵日からの計算ができないなどのデメリットがあるため、生理と不正出血を見分けるのは簡単ではありません。
生理の時と同じように腹痛なども伴うこともあり、「生理が1日で終わってしまった」とか「今月は生理が2回来た」などと、生理と勘違いしてしまうこともあります。こういった場合は、不正出血の可能性が高いです。
特に、更年期は、不正出血は誰にでも起こりやすいので、常にナフキンは持ち歩いていた方がいいですね。

質問者質問者

生理が1日で終わったと思った時は、鮮血でした。鮮血にびっくりして、どうしようと思っていたら、生理がやってきたので安心しました。だいじょうぶでしょうか?

女医女医

不正出血の一般的な症状は、鮮血だったり、茶色いおりものだったり、おりものに血が混ざっていたりと様々です。出血の量や期間もその都度違います。短い期間、少量の出血で終わることがあれば、大量の出血がだらだらと続いてしまう事もあります。少量出血と多量出血を繰り返しながら、2週間以上、1か月以上も続いてしまう人もいます。
通常の不正出血はストレスや疲労、極度のダイエットなど、何か原因があって起こりますが、更年期の不正出血は、女性ホルモン減少によるものです。
不正出血が頻繁に起きたり、いつもと違うと感じる時は子宮がんの可能性もあるので婦人科で、「不正出血」があったことを伝え、キチンと診察してもらいましょう。

不正出血で一番こわいのは子宮ガン

質問者質問者

「子宮がん」ですか?


女医女医

子宮がんは発症する部位の違いで「子宮頸がん」「子宮体がん」の二つの種類があります。
「子宮頸がん」は子宮の頚部・「入口部分」にがんが発症します。女性であれば年齢を問わずに発症する可能性があります。
「子宮体がん」は子宮の内膜に発症するがんで、子宮内膜が剥がれることのなくなった閉経後の女性の発症例が大部分であるとされています。閉経以外でも、50歳以上の人、子どもを産んだことがない人、肥満の人なども罹患しやすいと言われています。

どちらの子宮がんも初期症状としての「不正出血」が見られ、しかも「わずかな出血」という更年期の症状と大変似ているのが特徴なので、「ヘンだな?」と思ったら迷わず病院へ行きましょう。不正出血のはじめの段階でしっかり診察を受ければ「初期がん」を見つけることが出来ます。

質問者質問者

病院では、どんな検査をするのですか?

女医女医

検査当日はパンツスタイルより、余裕のあるスカートのほうがおススメです。内診によって細胞診をします。
子宮頸がんは、子宮の入口になる部分の頸部に発生するので、子宮膣部のびらん面やその周囲の細胞を綿棒やヘラのような器具で細胞をこすり取ります。数秒で終了し、痛みはありません。がん細胞の有無をみます。判定には1~2週間かかります。
子宮体がんは子宮の内部にできるので、少し湾曲した細い棒やチューブを子宮内部に挿入して、子宮の中の細胞を丁寧に採取して細胞診をします。器具の装着に少し時間がかかりますが、1~2分で終了します。少量の出血とともに少し痛みを伴います。判定には1~2週間かかります。
細胞診で問題があったら、再検査になります。万が一「子宮がん」と診断されても「初期に見つかってよかった」と前向きにとらえましょう。

自分の身体が発してくれているサインをしっかりキャッチしていかしながら、更年期を乗り切っていきましょう。
子宮がんの検診を定期的に行うことも大切です。

不正出血が知らせてくれるその他の病気

子宮腔部びらん

子宮の先端の子宮腔部がただれたり、炎症を起こしている状態のことです。自覚症状がなければ治療の必要はありませんが、症状がひどくなると不正出血がみられます。子宮腔部びらんは心配のないものですが、子宮頚がんの初期症状と似ているため検査が必要です。

子宮頚管ポリープ

子宮頚部に突起状の腫瘍ができる病気で、子宮口の外にポリープが垂れ下がった状態になることもあります。ポリープは少しの刺激で出血しやすいので、とくにスポーツやセックスのあとに出血しやすくなります。

子宮内膜ポリープ

子宮内膜が過剰に増殖してできるポリープで、月経量が増えたり、月経痛、不正出血などの症状がみられます。