更年期障害俗説との因果関係

質問者質問者

よく聞く話ですが、初潮が早かった人は閉経も早いのですか?
生理痛がひどかった人は更年期障害もひどいのでしょうか?
更年期障害は遺伝するとも言われていますが?


女医女医

いずれも因果関係はありませんよ
・初潮の時期と閉経の時期とは関係がありませんよ。
・ふつう更年期になると生理痛は軽くなります。閉経が近づいて痛みや出血量が軽減されるのは、ホルモンの分泌量が減るためです。
・更年期障害は、それぞれの人の老化の度合いや性格、過ごしてきた環境などによって現れ方が異うので、生理痛や遺伝とは全く関係ありません。

更年期障害に関する様々な俗説は間違い

初潮が早いと閉経も早くなる?

初潮の時期と閉経の時期との間には、特に因果関係はありません。
また出産経験のある、ないも更年期障害の重い、軽いには関係ありません。

生理痛が重いと更年期障害も重くなる?/

更年期になると生理自体の悩みは軽減される

ただ若い頃に、ひどい生理痛に悩まされていた人が更年期が近くなって痛みが軽くなった、ということはよくあります。
出血の量が多かったのに少なくなってきたり、精神的なイライラがおさまった、という人もいます。
これは閉経が近くなって、排卵が起こりにくくなったり、卵巣機能が低下してホルモンの量が減るために起きる現象です
生理痛が起きやすくなるのは、排卵がきちんとあったり、卵巣機能が正常の場合に子宮を収縮させるホルモンが出るためです。
閉経が近くになると、ホルモンの分泌量が減るので、生理の時の痛みや出血量も軽減される、というわけです。
精神的なイライラがおさまるのは、生理痛が軽くなったり、あるいは生理自体がなくなるためでしょう。

しかし生理の時のイライラなどがおさまっても、更年期の様々な症状の方が悩ましいものですね。
生理痛と更年期障害は全く別のものです。

更年期障害の重さは遺伝する?

「母親や祖母がひどい更年期障害に悩んでいた」ので、自分もあんなに苦しい思いをするのか、と心配している方もいらっしゃるでしょうが、遺伝するということはありません。
性格や体質や気質は遺伝しますが、更年期の障害は様々な要因が関係しあった結果です。
実際には母と娘、姉妹でも、更年期障害はそれぞれの人の老化の度合いや性格、過ごしてきた環境などによって現れ方が全然違います。

お母さんが更年期が大変だった、という方もあまり心配しないくて良いですよ。
お母さん大変な更年期を過ごしていたのなら、自分の更年期に対する意識を高めて心構えをして、20代、30代、40代前半より、規則正しい生活や運動習慣、バランスのとれた食生活などを送っておきましょう。そして更年期のことをネガティブに考えずに、「必ず通る道」として自然に構えていたら、更年期の入り口で適切な対処をすることで、悪化を予防できます。