更年期の生理

質問者質問者

40代ですが、生理不順が始まると更年期と思えばいいのですか?


女医女医

個人差が大きいので、生理不順だけで更年期の始まりとは言い切れませんが、その可能性は高いです。

更年期は、閉経の前後5年を合わせた10年の期間のことを言います。閉経のタイミングとしては50歳前後が多く、40代後半から50代前半にかけて更年期症状が出てきます。
しかし最近では「若年性更年期」といって、はやい人では30代後半から更年期が始まる場合もあります。
遅めの人だと50代半ばから更年期が始まって60歳前半にまで渡る方もいます。

ストレスや体調や様々な要因で生理不順は誰にでもやってくることなので、生理不順だからといって、すぐに「更年期に入った」とは言えないのです。
「40代の生理不順=更年期のスタート」と決めつけないようにしましょう。

生理不順は、生活習慣の乱れや精神的なストレスなど様々なことで影響を受けやすいです。
子育てや仕事のストレスや人間関係に悩んだりと生理不順になる原因は多いと思いますが、できるだけ規則正しい生活を送り、ストレスは発散する時をもつように心がけましょう。ためこまないでください。

生理がとまって「更年期」だと思っていたら、妊娠していたというケースもあります。生理がある間は排卵がおこなわれている可能性があるので、妊娠する可能性があります。そのことも頭に置いておいてください。

妊娠しているかどうかは、基礎体温で判断できますので、基礎体温を計測することを習慣にして、体の周期を把握しておくことをおススメします。高温期が続いて生理が遅れている場合は、妊娠の可能性があります。

質問者質問者

更年期の基礎体温の変化は?


女医女医

これも一概には言えないのですが、更年期のあらわれやすい基礎体温の変化としては、高温期が短くなります。通常は、低温期と高温期は14日ずつで繰り返されますが、高温期が10日も続かないうちに下がり始めたり、低温期が長く続いたりします。

質問者質問者

更年期の生理周期はどんな感じになるの?


女医女医

個人差が大きく一概には言えませんが、更年期に入ると生理不順が目立つようになります。
生理周期が短くなったと思えば、そのあと長くなったり、周期が崩れます。
生理の量も少なくなったと思えば、思わぬところで大量になったり、量にも変化があらわれます。
周期、量ともに変化している場合は、更年期を疑ってもいいでしょう。
閉経は、生理が1年以上こないことを言います。
一般的には、生理不順が始まってから閉経する流れですが、人によっては生理不順がほとんどないまま突然閉経することもあります。

質問者質問者

閉経することが、更年期の終わりになるの?


女医女医

また個人差が大きいですが、閉経後も更年期の症状は続きます。極端な例ですが、閉経後10年続いた人もいます。子どもの受験、巣立ち、親の介護、夫との関係、夫の退職、離婚、など生活の変化がストレスとなって、長引く場合があります。更年期の終わりとは、本人が症状が良くなったと思う時になります。通常は女性ホルモンの分泌が少なくなれば、さまざまな身体の症状も緩和し更年期は終了します。

質問者質問者

更年期は病院に行かなければならないの?


女医女医

行かなければならない訳ではありませんが、更年期の症状がひどい場合や、生理不順が辛い場合は、我慢せず病院に相談するようにしましょう。ホルモンバランスを整えてもらうことで、症状を緩和することができます。
更年期の症状は、人によって現れ方が異なりますし、ほとんど感じない方もいれば、日常生活に大きな支障をきたす方もいらっしゃいます。更年期の症状を放置していたら、それらが悪化してしまうことも多いです。心配があれば、少しでも早く相談するようにしましょう。

質問者質問者

どうして更年期は心も体もともに不調になるの?


女医女医

それは女性ホルモンの分泌量の減少のためです。通常女性は初潮を迎える前頃から女性ホルモンの分泌量が急激に増えていきます。女性ホルモンは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。40代になると卵巣の機能が低下してくるため、女性ホルモンの分泌量も徐々に減っていきます。排卵がストップして閉経すると、女性ホルモンの分泌量は一気に減少してしまいます。その急激な女性ホルモンの分泌量の減少のため、身体には大きな影響が生じて、自律神経のバランスも乱れ、更年期特有の身体と心の不調が現れるのです。