早発閉経

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まだ35才ですが、半年も生理がありません。もう閉経してしまったのではと心配です。


女医女医

43歳未満より前に閉経してしまうことを「早発閉経」といいます。「早発閉経」の可能性があるかもしれませんね。
過激なダイエットや精神的なショックが原因になる場合もあります。
半年も生理がない場合は、更年期障害につながることもあるので、放置しておいてはいけません。早めの受診が必要です。

「早発閉経」とは

個人差はありますが、平均的な閉経年齢は48歳を中心に前後7、8年と考えられています。
35才は、閉経にはまだ早い年齢です。35歳で本当に閉経してしまったとすれば、それは「早発閉経」という状態です。
早発閉経と診断される具体的な基準はありませんが、 日本産科婦人科学会は早発閉経の定義を43歳未満での閉経と定めています。

「早発閉経」は卵巣の機能不全によって起こります。

卵巣の機能に影響を及ぼす原因として明らかにされているものには下記のものがあります。
・性染色体などの染色体に遺伝的な異常がある場合
・異常な抗体が卵巣を攻撃してしまう自己免疫疾患
・放射線の影響
・抗ガン剤の影響
しかし大部分の「早発閉経」は、原因が明らかになっていません。

若いころの過度なダイエットが原因のケースが多い

最近では若い頃にやった過激なダイエッ卜がその原因であるケースが多いと考えられています。

10代後半から20代前半の卵巣機能が成熟する時期に極端に体重を落としてしまうと、卵巣が栄養失調になってしまい、排卵を起こさなくなることがあります。こうなると「卵巣の老化」が早まり、閉経が早くなるようです。

近年の傾向として、10代後半から20代前半の若さがはちきれる頃に、過激なダイエットをして超スリムな体型を維持することがもてはやされています。その頃の過激なダイエットは「早発閉経」につながる大きな問題です。

また過剰なストレスが、早発閉経を引き起こす可能性もあります。
偏った食生活など栄養バランスの乱れも悪影響を及ぼします。喫煙習慣もです。

普段から月経不順が多い場合は要注意

早発閉経は、月経が始まった頃から月経不順に悩まされている方に多い傾向があります。月経不順が慢性化している場合は、「早発閉経」にならないためにも、婦人科での受診をおすすめします。

若年性更年期

早く閉経してしまったということは、若くして更年期を迎えることにもなります。
更年期障害に悩まされることもあるかもしれませんし、将来早い時期に、高コレステロール血症や骨粗しょう症になるリスクも高くなります。

ただし早発閉経ではなくて、精神的なショックなどで一時的に生理が止まることもあります。
しかしその場合でも、生理が止まったままにしておいてはいけません。生理があることで分泌される女性ホルモンが出ないまま放置してお
くと、更年期障害につながるからです。

いずれにしても半年も生理がない場合は、すぐに婦人科を受診することをおすすめします。