更年期と性格

質問者質問者

更年期障害がひどくなりやすい性格のタイプがあると聞きました。どんな女性がなりやすいですか?


女医女医

まじめで、きちょうめんな人や少しのことで、クヨクヨする人は更年期がひどくなりやすく、適当でおおらかな人はなりにくいといわれています。しかし更年期の症状は性格のタイプだけで決まるものではありません。

更年期の症状が出る3つの要因

重い更年期障害を経験する女性がいる一方で、ほとんど症状がない人もいます。その症状には大きく分けて3つの要因があります。

1【内分泌学要因】女性ホルモンの低下

月経が乱れるとか女性ホルモンの分泌が低下するといった卵巣機能の不全状態。

2【社会的要因】環境

その人を取り巻くさまざまな環境が負担となるかどうかの問題です。
例えば子どもの受験、入学、結婚による別居、両親の世話、仕事上のトラブル、人間関係、夫との不仲など本人の生活環境や社会環境など。

3【心理的要因】性格

いわゆる真面目で几帳面(きちょうめん)で完璧主義者の人が、更年期障害になりやすいとされています。
いい意味で何事も適当にする人は、なりづらいと言われています。

上記の3つの要因が複雑にからみあって発症してくると考えられています。

更年期の発症のしくみについてはほとんどわからないことが多いのですが、おそらく中枢における神経伝達物質の異常な分泌も関わっていると想像されます。
そういう観点で、これらの物質の変化の激しい人、すなわち持続的な緊張感やストレス下におかれている人では卵巣機能の低下にともない、更年期障害の発症がより強くなる可能性があります。

具体的には、性格がまじめできちょうめんな人、また少しのことでもくよくよする人、うつ傾向のある人などです。
ただし、これはあくまでも一面的なとらえかたをしたものであり、すべての人がこれにあてはまるわけでありません。

性格がおおらかで、適当に対応できる人でも、重い更年期障害になる人も中にはいます。

更年期は、女性なら誰もが避けて通れない期間です。しかし更年期は特殊なもの、マイナスなものではありません。
更年期は人生の節目であるとともに、次のステップへの門出でもあります。

更年期の様々な症状が出てきても、「こういう通過時期」ととらえて、深刻にならず
それまで人生をまじめに几帳面に生きてきた人も、「人生はなるようになる」と肩の力をぬいて、流れにまかすのもいいかもしれません。