かかとの痛みや関節痛に悩んだ早苗さんの更年期体験談
おしゃれを楽しむ女性
私は47歳で、パートですが、正社員と同じ時間帯の勤務をしています。

冬の朝、ベッドから起き起き上がろうとすると、かかとに痛みを感じて、立ち上がれませんでした。突然のことで驚きましたが、なんとか体を動かしながら、支えをもつことで立ち上がれました。立って歩いてしまえば、いつもと同じで、家事をこなせました。
しかし、出勤するために、ブーツをはこうとしたところ、足首とかかとが痛くて、とてもブーツがはけませんでした。ブーツはあきらめて、ローヒールのパンプスで出勤しました。次の日からも同じでした。

そうしていたら、朝起きた時に、手のこわばりとしびれを感じるようになりました。しばらく指をさすったり、指を1本ずつ動かして、動かす準備をしないと、スムーズに動きませんでした。さらに足首とかかとの痛みだけでなく、ひざの痛みもでるようになって、ローヒールパンプスさえはくのがつらくて、ウォーキングシューズのような靴しかはけなくなりました。ファッションもパンツ中心になってしまいました。
他にも肌の乾燥をとても感じるようになり、お化粧ののりが悪くなりました。肌も髪の毛もぱさぱさでした。
ブーツやパンプスさえはけず、お化粧さえのりがわるく、髪の毛もぱさぱさで、おしゃれができなくなった自分がとてもつらく、「トシのせいなのか」と憂鬱でした。

ひざの痛みを感じるようになってから、肩こりもひどくなり、頭痛にまで悩まされることも多くなりました。
整形外科に通って、湿布をもらいリハビリなどしましたが、一向によくなりませんでした。
手のこわばりとしびれについては、「リウマチ」の血液検査をしてもらいましたが、異常はありませんでした。

そんな時、会社の健康診断で骨密度を測ると、なんと骨粗しょう症要注意の結果でした。
「要注意」という結果に驚いて、婦人科に行きました。

採血で女悩ホルモン値を測定すると、閉経女性を示すような値でした。

私は30代後半から生理不順があって、2か月生理がこないことも当たり前のような感じでした。45歳過ぎてからは、生理の間隔がさらにあいて、3カ月に1回でしたが、10年以上前から生理不順だったので気にしていませんでしたが、更年期が始まっていたのですね。
かかとの痛みが更年期の症状のはじまりとは思ってもいませんでした。

「このままでは、いつ骨粗しよう症になってもおかしくない」といわれ、すぐにHRT(ホルモン補充療法)を始めました。

-か月後に、かかとの痛みが楽になりました。関節痛が治まっだのは3か月後です。指のしびれがなくなるまでには、1年近くかかりました。肌の乾燥や肩こり、頭痛も軽減していきました。
やっとパンプスがはけ、スカートでおしゃれができるようになって、おしゃれもあきらめなくてもいいと思うと、明るくなりました。

女医女医

「かかとの痛み」は、女性ホルモン低下の始まりです。女性ホルモンが低下すると、ひざよりももう少し小さい関節がまず痛くなります。手首、親指の根元、小さい指の関節、足の甲などです。はっきりした関節の痛みではないけれど、小さな関節のボキボ牛やちょっとした痛みは、女性ホルモンが低下して起こる最初の症状なのです。
整形外科の検査で調べても異常が出ないことが多く、それでも痛みがはっきりある方は、更年期の症状の可能性が高いです。

痛みが長く続くようなら、女性ホルモンを使って、これ以上ホルモンを下げないようにしたほうがいいと思います。特に、華奢な骨格で、関節系がもともと弱い人は早めに対処した方がいいです。靴のかかとの後ろにパッドを入れたり、中敷を替えて調節したりといった、こまめ
な対応も大切です。
HRT(ホルモン補充療法)は、骨粗そう症対策としても、とても有効です。