わがままとおさえつけてくる夫から自立しようとしている恵さんのイメージ画像
恵さんの更年期体験談更年期については自分自身ある程度理解し、覚悟していました。B型でマイペースの私は不定愁訴のあらわれにくいタイプだと思っていました。
でもここ数年自分の性格が内向きになって、鬱っぽく、思ってもいなかった心理状態に陥って戸惑っていました。

以前から子宮筋腫があるということでしたが、年齢を考えて「閉経を待ってから」という経過観察でした。
47歳を境に生理の量が増え、生理痛もひどく、貧血状態になりました。
定期検査でヘモグロビンの量が極端に少なく、医師より「よく立っていられますね」と言われるほどでした。注射と鉄剤の服用で貧血は半年ほどで良くなりました。ひどく体がしんどいこともよくありましたが、仕事をしていなかったので、ひどい貧血状態でもなんとか家事だけやっていました。貧血が改善されて体のしんどさが楽になり、もっとはやくから貧血を治療しておけばよかったと後悔しました。

貧血で体が楽になって動けるようになると、生理の時期がとても負担で、はやく閉経になりたいと思っていますが、2か月、3か月と間があいて量も減ってきたなと思っていたら、急にドカンと出血したり、また軽くなったり、1年生理がこないのを「閉経」というそうですが、私の場合まだそこまで生理のない間が続いていません。長く生理があいて出血に気が付いた時は、がっかりという感じです。

急に汗が噴き出す、「ホットフラシュ」の症状が出てきました。これも困ることがありますが、それほど負担には感じていません。負担なのは精神面のことです。

私は専業主婦です。ちょうど下の子が社会人となり、家から出ていきました。親としてはひと段落なのですが、「空きの巣症候群」というのでしょうか、何か歯が抜けたような虚しさと憂鬱さがあります。過去の子育てを思っては、「ああすればよかった」「こうすればよかった」と自分の今までの未熟さなどをとても感じてウツウツとしています。急に子どものことが心配になって、勝手に悪いことを想像してしんぱいになったり。「子離れ」の時期だとわかっているのに、その反対の自立を妨げるような自分になりそうになったり。そしてまた余計に憂鬱になったり…。

夫との関係も、表面的には普通の家族でしたが、心のうちのことはほとんど話さず今まできました。子育て中に夫の両親の介護を当たり前のようにやってきて、親戚との関係で辛かったこともありましたが、夫にその悩みを話すこともなかったです。その時その時何とか通り過ごせばいいという感じで一生懸命にやってきました。今から振り返ると腹立たしい思いもたくさんわいてきて、涙が出たりします。しかし夫に今更そんなことを言える関係でもなく、夫から私を理解しようとする思いは全く感じられません。

私の更年期についても「お前はだいじょうぶだ」とすぐに言って、何か言おうとすると「わがままになった」という言葉でおさえつけてきます。夫は私を自分の思い通りに動くものだと思っています。私も感情がある人間であり、体調が悪くなる時もあり、心の調子が悪いことも理解しようともせず、何事も夫の判断とペースで進んでいくことに不満がつのっています。

子どもが巣立って夫とだけの時間が長い分、心のつながっていない虚しさを余計に感じています。

今まで夫としか旅行に行ったことはなかったのですが、思い切って友だちとグアム旅行に行きました。
友だち同士でグチをこぼしあいながら、それぞれ置かれている状況は違いますが、みんな様々な問題をかかえながらも、前向きに乗り越えながら生きていることに励まされました。

そして私は今の状況で我慢しつづけている状態でいいのかという思いが強くなりました。

子どもを育てること、嫁という責任、妻であることに、精一杯やってきました。

更年期になって、今までの自分に向き合いながら、私の人生はそれだけで終わってはもったいない、と感じ始めています。

子育てが終了して自由になった時間を自分のために使いたいと思っています。

まだ更年期が終わったわけではありませんが、そんなに更年期にとらわれずに、もっともっと自分をみつめて探っていくつもりです。

そういう思いになってから、ウツウツとした憂鬱な思いも前向きになり始めています。