たんぽぽの低用量ピル経験をイメージする花
私は43歳の時に低用量ピルを飲み始めました。

それは、生理の出血多量を抑えることが目的でした。

低用量ピルを飲みはじめた経緯

貧血防止のために

40歳を越えた頃より、血圧が高くなったので、近所の内科で降圧剤を処方してもらって飲むようになりました。
薬を飲み続けているということで、血液検査をされました。すると極端にヘモグロビン濃度が低く、貧血であることを指摘されました。
7g/dlくらにだったでしょうか。女性では12g/dl以下が貧血と言われますから、あまり良くない数値です。当然鉄剤の注射お薬を処方されました。

しかし、私は鉄剤を飲むと、その先、生理の出血が増えて、さらに貧血になることを伝えました。

私は子宮筋腫があったため、大量の出血につながっていました。妊娠前も生理の大量出血のせいで、貧血になっていました。
貧血を治して健康な状態になると、生理の出血が増えて、また貧血になってしまう。そんなイタチゴッコでした。
私は二人出産しましたが、その二人の妊娠中と授乳中は、生理がやってこないので、その時だけ貧血でない正常な状態が保てました。

そうでない場合は、やや貧血状態で過ごすことが、「生理の大出血」になりない手段でした。
常にヘモグロビン濃度が低い状態なので、朝起き上がる時や急に走った時など、目の回るような思いをしていましたが、普通に過ごすためには、仕方がないと思っていました。

私の貧血状態を知った医師からは、そういう貧血状態でずっと生活し続けるのは良くないと言われました。そして婦人科で相談するよう紹介状を書いて下さり、「子宮筋腫の手術」を覚悟しました。
しかしその時の我が家の状況は、夫は仕事で忙しく、近くに親戚もいなくて、小学校高学年の子どもの面倒を見てくれる人もいなくて、手術は難しい状態でした。

「低用量ピル」を飲めば、生理の出血量をコントロールできるので、高血圧という症状はあるものの、とりあえず「低用量ピル」を試しに飲んで様子をみることになりました。

低用量ピルのについて

低用量ピルの働き

「低用量ピル」は、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を合わせた薬で、不足したホルモンを補い、毎月起こる女性ホルモンの大きな変動をなだらかにする薬です。排卵を抑えて、黄体ホルモンを安定させ、出血させることで、子宮内膜を厚くしません。避妊薬としても使わりています。

低用量ピルの飲み方

1日1回1錠服用。3週間服用した後1週間の休薬期間があります。その間に出血が起こります。

プラセボがあるかどうかで、21と28の違い

飲み続ける習慣のために、休薬期間はプラセボ(偽薬)を飲む場合もあります。『名称+21』は、薬だけで、『名称+28』は、プラセボが7錠含まれています。
どの低用量ピルも28日周期に飲むものが1シートになっていて、1から順番に1日1錠決まった時間に飲んでいきます。
私は朝食時に必ず飲むようにしていました。

黄体ホルモンの種類によって世代分け

黄体ホルモンには、「ノルエチステロン」、「デソゲストレル」、「レボノルゲストレル」、「ドロスピレノン」という化学構造の若干異なる4種類があります。含まれている黄体ホルモンの種類によって、「第1世代」、「第2世代」、「第3世代」という分け方がされています。

ホルモンの配合量によって相性分け

錠剤のホルモン配合量によって「1相性」~「3相性」に分けられています。
服用する全ての錠剤のホルモン配合量が同じものを「1相性」、配合比率が3段階に変化するものを「3相性」と言います。

低用量ピルの飲み始めはいつ?

生理中に1錠目を飲みはじめます。体の周期を薬の周期に合わせます。薬になれてくると、28日周期で生理がやってくるようになります。

低用量ピルと副作用と相性

飲み始めは、軽い吐き気、頭痛、少量の不正出血があったりします。ピルによって疑似化した妊娠状態になるので、はじめは軽いつわりのような症状が出る場合もあるようです。体が慣れてくるとそのような症状も楽になるようですが、もし体に合わないようなら、他の低用量ピルに替えます。

トリキュラー21を服用するようになって生理の出血が安定し貧血が治った

飲み始めは大量に出血したけど

私は「トリキュラー21」を飲み始めました。少量の出血どころか、大量の出血があって戸惑いましたが、しばらく飲んでみようと飲み続けてみました。2カ月ぐらいすると出血も周期通りになり、量も以前より軽くなり安定しました。
そのため、鉄剤で貧血を補っても、異常な出血をすることが無くなり、貧血は治りました。
貧血が治ると、ずいぶんと体が楽になって、どれだけ貧血の症状が体に苦しかったのかがわかりました。
本来は「子宮筋腫」があると、低用量ピルは筋腫を大きくする可能性もあるので、避けるべきですが、私は経過観察で子宮筋腫に何ら問題がなかったので、飲み続けることができました。

鬱っぽくなったのは低用量ピルの副作用?

身体的には貧血が解消されて元気になったものの、そのうち心の方が元気がなくなりました。

子どもの不登校や体調不良や、夫の転職やら、その他にも諸々と毎日心配と不安になることが続いていたので、それが大きな原因でしょう。

しかし、ピルを飲み始めると、副作用として「うつ」が引き起こされることがあるとも言われています。
生理周期が安定し、生理痛やPMSも緩和します。しかし、気分が沈み、倦怠感に悩まされたり、集中できなかったりという鬱症状がでることもあるそうです。

ピルと鬱の関係については、まだ解明されてませんが、女性ホルモンは元々、卵巣から分泌されるものなのに、人工的に薬剤によって体内に入るため、身体が誤作動や違和感を起こしてしまい、それが鬱につながると考えられるようです。

人工的に女性ホルモンを投与することは、ホルモンの周期を整えますが、元来人間が自然にバランスを整えようとするその恒常性を崩していまうのでしょうか。

私の場合、私の神経質な気質+家庭の状況など、うつっぽくなる要因はしっかりありましたので、後から考えてそれが薬の副作用であったかどうかは、わかりません。

他にも「低用量ピルで太る」という話もありますが、私の場合はなかったです。
不正出血は、時たまありましたが、微量なので、そんなに心配したことはなかったです。

低用量ピルが服用できない人

ピルには、血液を固まらせやすいという副作用があるため、血栓ができやすい人は控えた方がいいようです。
高血圧や35歳以上で1日15本以上の喫煙習慣がある、過去に血栓症を経験している、妊娠中、出産直後~授乳期間、がんを発症している、乳がんや子宮体がんの可能性がある、その他重い持病を抱えている。

私の場合、高血圧でしたが、内科で薬を服用しながら管理してもらっていたので、婦人科の医師がすすめてくれました。

低用量ピルは医師の処方箋が必要

医師の処方箋がないと低用量ピルは服用することができません。
私のように治療目的の場合は、保険が適用され、3割負担で服用できます。
避妊目的で服用する場合は、保険がきかないようです。

人工的なホルモンを毎日服用するということで、血液検査や内診、子宮がんの検診は、定期的に行わなければなりません。

海外からネットで処方箋も不要で購入てきるようですが、日本国内では医師の管理のもとに服用することになっているので、自分の体を守るためにも、海外輸入はおススメできません。

私は低用量ピルを服用するまでは、生理の大出血におびえながら、貧血状態の不健康な生活をしていましたので、低用量ピルによって、普通に生活を送れるようになってありがたかったと思っています。